1 住宅ローン減税が受けられなかった

 

1981年(昭和56年)以降に建築された建物は、新耐震基準の物件になります。

この基準に適合していないと、10年間の住宅ローン減税を受けられません。

 

例えば、【借入金3000万円 返済期間35年 フラット35年(固定金利2.01%)】

 

返済が始まって~10年間 毎年ローン残高の1%が戻っていきます。

 

この場合と、29万~23万円と推移して、10年間の合計では、260万円にもなります。

 

この他にも、これだけのメリットがありました。

 

 ・中古住宅購入時の登録免許税の減額

  建物所有権移転:2% → 0.3%  抵当権設定:0.4% → 0.1%

 

 ・中古住宅購入時の不動産取得税の減額

  土地:45,000円以上減額  建物:築年数によって変動  

 

 ・建物の固定資産税が1/2

 

 ・地震保険の保険料が10%割引

 

1981年と言えば、もう35年も前になります。

これだけ年数も経てば、手ごろな物件も多かったはずです。

もっと広く探して、資金に無理のない物件でも良かったかなと思います。

 

2 子どもの教育費と住宅ローンで家計に大変になった

 

長男がまだ中学1年生だったあの頃、想像はしていたつもりだったけど甘かった。

子どもが理系に行くか、文系に行くか、ましてや東京の大学に行くのか

あの頃、まったく考えてもいませんでした。

 

長男は今、神奈川県の理系の大学に行き、1人暮らしをしています。

次男は、高校2年生。理系の大学に進学し、東京で一人暮らしをする予定です。

理系の大学だと、大学院まで通うのが一般的で、6年間通うことになります。

私立理系 300万円/年×6年間=1800万円

 

次男はスポーツ系の大学に行きたいということです。

私立文系 250万円/年×4年間=1000万円

 

問題は長女です。

私立文系に進むということなので、1000万円

ただ、すんなりと行きそうもなく、すでに留学を希望して状況でどうなることやら

 

もうこうなると、これからもう1棟、家を購入するのと変わりません。

ほんとうに、これからどうなるのか?と不安な気持ちになってきます。

子どもの教育資金が住宅ローンよりも重いとは、正直、気づきませんでした。

人生設計の大切さをしみじみ感じています。

 

3 それでも、この物件を買ったおかげで幸せである

 

とても大きな買い物で、返済や教育資金を考えれば不安もあります。

それでも、やっぱりこの家を買って正解だと思います。

子ども達のママ友が、パパ友につながり、家族のぐるみでお付き合いになりました。

 

そんな友達が我が家に集まり、バーベキューに餅つきと、遊びにきます。

夫婦の親戚も、お正月には集まり、新年会も恒例になりました。

この家のお陰で、人があつまる家になりました。

 

夫婦で友達を共有しているので、2人の会話も増えました。

食卓では、学校、部活、友だち、いろいろな話題が飛び交う家族になりました。

私とママは、長男と長女、どちらの家も大切です。

この家を中心に、両家があつまることで、楽しく親戚付き合いもできています。

 

やっぱり、この家は正解でした。