◆静岡空襲を生き延びた松がある家
築50年の家 リノベーション大作戦!
中古住宅だから味わえる、マイホームへの愛着
このボロいコンクリートの建物から、私たちのマイホームです。
・昭和38年 築53年のコンクリートブロック造の家です
・124坪の土地
・鬱蒼と生い茂るジャングルのような庭
・ガラガラと音を立てて動く、重い鉄製のサッシ
・玄関は、大きなガラスがはまった木の引き戸
・いたるところに蚊取り線香が置いてある、荒れ放題の庭
・でも土地は立地は交通の便がよく、静観な住宅街で、ママの実家にも近い。
・近所の方も、『住むには本当にいい場所なのよ』と太鼓判を押してくれます。
ただ1つだけ、大きな問題がありました。
それは、124坪の土地を買うと、建て替えに回せる予算はないことでした。
この家をリノベーションして再利用するしかありませんでした。
すると長男からこんなことを言われてしまいました。
「なんでこんな家を買うんだよ!また、ぼろい家じゃないか!」
さらに、私の同級生からも、『建て替えたら・・』と言われました。
なんと言われようとも、やるしかありません。
果たして、どんな家になったのか?
《マイホーム リユーズ大作戦≫ をご覧ください。
1 やっておくべき工事
1-1 外壁の塗装と、屋上の防水メンテナンス
おそらく、一度も塗り替え工事をしていなかったようでした。
塗ってあった塗料は、そのほとんどが触ればめくれる状態でした。
屋根の緑の帯は、おそらく建築当初の塗装でしょう。
ただ、外壁そのものは、ひび割れもなくしっかりしています。
塗り替えするだけで、見違えるほどに綺麗になるはずです。
写真の正面部分は、脚立足場で塗り替え工事をしました。
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外壁を塗り替えたいのですが、とにかくやることが多い。
家の周りの生い茂る樹木を伐採、抜根するだけでも大仕事。
置き去りにされた脚立や椅子 不燃物の片付けも大変な作業です。
とにかく片づけないことには、足場も立たない状況でした。
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予算を節約するために、足場は必要最低限の面だけに設置しました。
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屋上には、コンクリート製花壇、鉄パイプの手すりも錆びだらけ
花壇を撤去して、ぼろぼろの雨樋を交換し、手すりのさび落とし
鉄のパイプ手すりと、鉄製はしご、 対候性に強いグラファイト塗装にしました。
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外壁全体は、薄いクリーム色に塗りました。
クリーム色にした理由は、玄関に張ったグレー色のタイルとの色合わせです。
そして、建物の柱型、屋根の帯、玄関の門柱にはアクセント塗装をしました。
小豆色の砂粒を吹き付けした、SK化研の《エレガンスストーン》です。
御影石のような高級感で、みごとに生まれ変わりました。
1-2 床を解体して、防湿コンクリートを打ちます。
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床を解体してみたら、予想通り、土の地面が出てきました。
地面からの湿気を防止するために、防湿コンクリートを打ちます。
すると整地するために、壁際を歩いていると、ズボッと足元に落とし穴。
それも、歩くたびに、ズボッズボッと地面が陥没するのです。
なんとモグラの巣がいっぱい、穴だらけの地面だったのです。
仕方がないのでスコップで巣をつぶし、防湿コンクリートを打ちました。
1-3 スチールサッシをアルミサッシに変えました。
ガラガラと音を鳴らしながら動く、鉄製のサッシ。
隙間だらけの網戸、風が吹けばガタガタうるさい鉄製サッシ。
当然 アルミサッシのペアガラスに交換しました。
今では手に入らない鉄製サッシ ちょっともったいかな・・と思いましたが
あまりに不便なので、即決で交換となりました。
さすがにこれでは、防犯どころではありません。
ただ、南に面した1日中ずっと陽が差し込む明るい玄関です。
ガラスの欄間をはめ込んだ、玄関ドアに交換しました。
陽の光が白い漆喰に反射して、とても明るい玄関になりました。
1-4 お風呂・トイレ・キッチンの配管設備の交換をしました。
なんと なんと お風呂の排水管は土管。土管ですよ。
初めて、実際に使われている土管の配管を見ました。
当然 全面改修です。
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足が延ばせない小さな風呂桶、冷たいタイル張りの床と壁
借家で味わった寒い風呂と同じ、冷たい思い出のお風呂です。
さすがにこれは、ユニットバスに交換です。
テレビが大好きで、お風呂になかなか行きたがらないかった子ども達
今回、奮発してお風呂にテレビを取り付けしました。
これで、CMになれば急いでお風呂に飛び込んでくれることでしょう。
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トイレ、新しい便器は水の使用量が半分になっています。
5人家族ですから、当然 便器は節水タイプに交換です。
TOTOのトイレ GGシリーズです。
古いトイレの窓 鉄製サッシなのですが、なんかいい雰囲気です。
ということで、古いサッシはそのまま再利用しることにしました。
ちょっと遊び心で、シャンデリアのトイレにしてみました。
2 どうしてもやりたかったこと
2-1 LDKをDKにして、キッチンは独立キッチンにする
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もともとは、全体で14畳に相当するLDKでした。
「これだとリビングが狭いよね」そこで考えたのが、独立キッチン。
独立キッチンにした理由は、広さだけでありません。
・子どもが3人、毎朝忙しくて、なかなか片付かない
・大きな無垢の木のテーブルを置いて、家族の作業台にしたい
・仕事、アイロンかけ、子どもの宿題、なんでも作業テーブル
・食後もテーブルでお茶を飲み、家族で話をしていたい
問題は、どの場所にキッチンを移動することができるのか、ということです。
そこで考えたのが、このキッチン横にあった納戸です。
増築された、簡単な掘っ建て小屋のような納戸です。
この場所に、新しいキッチンを移動させることにしました。
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キッチンは、ママがお気に入りのクリナップ「クリンレディ」
天井も低く、コンパクトなキッチンスペースですが使い勝手はいいです。
難点は、換気扇の位置が低くて、私には使いづらい事です。
幸いにも、ママは145㎝なのでピッタリサイズになりました。
エアコンも取付して、夏でも揚げ物を快適に料理できます。
2-2 セレブようなリビングにしたい
独立キッチンにしたことで、リビングも広く使えることになりました。
私の会社は、元は材木屋。やっぱり、大きな木のテーブルでしょう!
大人6人が余裕で座れるテーブル なんと厚み 65mm
陽の光にオレンジ色に輝る木目が、キラキラしてとてもきれいです。
大型テレビ置くと、その背中には大きなスペースの壁があります。
ただ白いクロスにすると、間が抜けた感じになってしまいます。
そこでゴツゴツしたタイルを張ってみました。
まるでアメリカのドラマに出てくる家のような感じになりました。
今、リビングは大きく模様替えをしています。
というのも、自宅で「米ぬか酵素風呂」を開業することになったからです。
リビングが待合となるため、店舗らしい雰囲気にイメージチェンジです。
当初からママが希望していた、真っ白なリビングに変身しました。
クロスの上から、腰壁パネルを張り付けました。
これでソファーや椅子が当たっても、傷つき防止になります。
せっかくなので、貝殻仕上げのシェルタイルで帯を作りました。
絵画の額縁によく似あいます。
2-3 ウッドデッキを作りたい
この家を買った時から、どうしても作りたかったのがウッドデッキでした。
リビングの床がウッドデッキへとつながれば、目線も広々します。
庭とリビングの間にウッドデッキがあれば、より庭を楽しめる
屋根をつければ、梅雨の雨でも庭を楽しむことができます。
リビングから和室まで、横幅10m×出幅3mの大きさで作ることにしました。
さらに、ぐるっと回ってキッチンまでつながる渡り廊下も作りました。
ウッドデッキの屋根は、カーポートで作っています。
その理由は、屋根の材料が遮熱性ポリカでできているからです。
夏場に運転席が熱くならないように、屋根は遮熱素材になっているのです。
これにより、夏場の直射日光でリビングが熱せられるのを防止しています。
木で作る屋根だと、塗料の塗り替えも大変です。
カーポートならメンテナンスフリーなので楽ちんです。
今回は、デッキと同時に、ウッドフェンスも作りました。
これは、道路から直接的に庭が見えないようにする目隠しです。
そしてステンドグラスをはめ込み、女性好みの玄関に作りこみました。
2-4 庭をきれいにしたい
雑草が伸び放題の、ジャングルのような庭
あっちにも、こっちにも蚊取り線香が置いてありました。
蚊に刺されまくり、それだけで嫌になっちゃうほど刺されます。
とにかく、草取りと植木の伐採
ビワは、大きくなりすぎて、脚立でも手が届きません。
根も弱くグラグラなので、伐採しました。
そのまま、モミジと松も生気もないので、切った方がよさそうです。
すると、様子を見にきていた祖母がいいました。
「もみじ まつ 戦争でも焼けずに残ったんだよね・・」
こんなことを言われると、切るにしのびありません。
お手入れして、大事に育ててみることにしました。
あれから 5年。もみじ、松はこんなに元気になりました。
鬱蒼としていた庭は、5年かけてやっと見せられる庭になりました。
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庭石のすべての配置が見えるように、下草を取り除き
芝生で全面を覆うことで、奥まで視線を伸ばし、広く見せました。
玄関にはもともとあった百日紅。
今では我が家のシンボルツリーですが、当時は悪い状態でした。
根元が弱く、台風が来れば倒れてしまうような状態でした。
ここの庭、消毒をするたびにカナブンの死骸が百匹近くも落ちてきて
このカナブンの幼虫が、根っこを食べてしまうから、根が弱ります。
根っこの状態が回復するまでに、3年もかかるほどでした。
今では枝も葉も元気になり、剪定が追い付かないほどです。
この家に元々あった、戦争を生き延びた4本の植木はみんな元気です。
・もみじは、かわいい赤い花をつけ
・松は、にゅろにょろと新芽をだし
・桃の花、春にはピンクのお花が満開になります。
・百日紅 みごとなまでにピンクの花びらが舞い落ちます。
大切に育てたおかげで、1年間楽しむことができました。
3 構造的にできない工事
3-1 間取りは変えられません
床も壁も解体しましたが、壁は解体できません。
間仕切り壁は、すべてコンクリートブロックでできています。
だから、こんなことをしたくても、できません。
・階段の位置も、横幅も変えられません。
・廊下の横幅も変えられません。
・新しく壁を壊して、窓を付けることもできません
・出入り口のドアの位置も変えられません
・天井の高さは変えられません
3-2 50年前は、基本のグリッドが4.5畳の間取りです
間取りを変えられないことで、残念だったことがあります。
それは、間取りの基本が4.5畳のグリッドになっていることです。
現代の間取りで子ども部屋を考えると、【6畳&物入れ1畳】が基本です。
6畳のスペースなら、ベット&学習机&本棚を置いても、十分広いです。
それに対してこの建物は、昔の間取りになっています。
物入れは1畳、部屋は4.5畳、合わせて6畳なのです。
さすがに、4.5畳にベット&学習机&本棚だと、いっぱいです。
このグリッドで一番困ったのが、水回りのスペースでした。
【お風呂&洗面脱衣所&トイレ】を合わせて、4.5畳でした。
・お風呂は、絶対に1坪(2畳)にしたい
・洗面脱衣所は1畳、しかも化粧台も設置する
・洗面化粧台を置くと、実質80㎝×100㎝の脱衣スペース
・トイレは、80㎝×250㎝と奥に長い変わったスペースです。
この写真、トイレのドアから撮っています。
それなのに、便器が小さく見えます。
普通のトイレの1.5倍の奥行きがある、遠いトイレです。
パズルのように考えても、これ以上の改良ができませんでした。
そしてもっと困ったのが、洗濯機。
どこにも置く場所がなくなってしまったのです。
困った挙句に落ち着いた場所は、リビングでした。
ところが、今では、家事の動線の中心になる一番いい場所になっています。
朝、朝食の準備・お弁当・洗濯機を同時進行でテキパキこなします。
毎朝3回の洗濯物、テーブルが仮置き場所であり、作業台。
まるでコインランドリーのような作業環境になっています。
3-3 外観は変えられません
コンクリートブロック造ですから、躯体の形は変えられません。
この2つの写真を見比べてください。
建物の躯体形状は、まったく同じまま、でも見た目は、全く別物です。
なぜこんなにも、違って見えるのでしょうか?
・玄関にタイルを張っている
・玄関ドアが新しくなっている
・塗装を新しく塗り替えている
・門扉が新しくなっている
・ウッドフェンスが作られた
写真に見える、植木鉢・リース・ツタの絡まったフェンスを取り除いて
スッキリと片付け、塗装するだけでも、かなりきれいになります。
素材である「石・タイル」&「鉄」&「木」を組み合わせると相互作用で
お互いの素材感を上手に主張してくれます。
鉄の門扉&タイル&ウッドフェンス さらにガラスの照明器具
最初に目に入る玄関がまとまれば、躯体の形状は関係ありません。
手を掛けなければ、築50年のぼろい家
手を掛けると、まるで新築のようによみがえります。
これがリノベーションの魅力です。
4 あえて残した古いもの
4-1 鱗ガラスのスチールサッシ
トイレと階段には、同じ形の窓がついていました。
開き方も、「横滑り」という今はやりの開き方をしています。
はまっているガラスは、鱗のようなガラスで今では手に入りません。
開け閉めは、少し硬い動きですが、そこがまたいい感じです。
4-2 土管の雨水排水と古井戸
この家には、古井戸が2つもありました。
聞くところによると、昔、造り酒屋があった名残だそうです。
井戸は浅い堀井戸で、水面も2mほどに見える状態です。
とても生活用水には使えないので、庭の散水に使用しています。
巴川の伏流水というより、浸み込んだ雨が溜まったような地下水です。
洗濯に使うと、白いワイシャツが黄ばむほど錆気のある水でした。
今は、庭の散水用にしか使い道はありません。
昭和38年の家 考えてみれば私の幼少の頃の家を思い出します。
薪で沸かすお風呂がガスに、トイレが汲み取りから水洗に変わったのが
私の子ども部屋を増築した小学校3年生の頃だったので、
昭和47年ごろだと思います。
おそらく、その当時は土管の配管が当たり前に使われていたのでしょう。
今回は配管をすべてやり変えましたが、ここだけ残しました。
雨水排水なので、仮に地震で割れても不都合はありません。
それなら、50年前の証拠を残した方が面白いので、再利用しました。
4-3 イナゴ天井
今では新築の家でイナゴ天井をやる人はいません。
古臭いし、手間もかかるので、普通はクロス仕上げとなります。
それに新品で見栄えがするほどのデザインでもありません。
でも、アンティークとして見れば、価値があります。
私は古いものを経年劣化のまま再利用するのは、好きではありません。
きれいに手を入れ、魅力を引き立たせて利用しています。
今回は、色を黒近いこげ茶色で塗り直しをしました。
照明のオレンジ色の光が、きれいに映える色合いに仕上げました。
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日本家屋の和室、ヒノキの化粧柱・見切り・長押の白木は見事です。
きれいにカンナで仕上げた白木の美しさが、和室の魅力です。
さすがに50年経っているので、茶色く焼けています。
それならいっそのこと、黒く塗って洋風にお色直しをしてみました。
天井、柱、廻縁、鴨居に障子まで、すべてを黒く塗りました。
すると壁の漆喰の白さと相まって、古い洋館のように雰囲気です。
5 リノベーションの魅力について
5-1 築50年の家を自慢している自分がいること
お客さんの驚くことが楽しい
米ぬか酵素風呂のお客様が、とにかく感心して頂けるのが庭です。
毎朝6時から、掃き掃除と雑草取り、芝生の剪定、水やりをやっています。
1時間弱の作業を毎日続ければ、庭はきれいに保てます。
メジロ、キジバト、スズメ、ムクドリ、ハクセキレイが舞い降ります。
植木には、メジロとキジバトの巣ができました。
トンボ、蝶、クマンバチも入れ替わり飛んできます。
この様子を見るだけでも、お客様は楽しそうです。
そんなお客様が一番驚くのが、築50年の家と知った時です。
「え~、そう見えない、綺麗でリビングの感じが好き!」
「リビングから庭も、落ち着いた感じで、すごくいい!」
こんな反応があるから、庭のお手入れも楽しくなりますし、
プチリフォームで、少しづつ素敵な空間づくりを楽しむことができます。
リノベーションの魅力は、〔物を大切する〕を実践していることです。
物はこれを愛する人によって生み出され、
これを大切にする人のために働き、
これを生かす人に集まってくる。
すべて生きているからである。
この気持ちが理解できた時に、本当の魅力に気づかされます。
参考までに、「築50年に見えない」と思われたのには理由があります。
古臭くみせない、3つのポイント
1 サッシを交換している
どんな人でも、そのサッシがいつ頃の物か、だいたい予想できます。
子どもの頃、アパート暮らしの頃、友人の家、記憶に残っています。
サッシが新しいだけで、建物が新しいと錯覚してしまうものです。
2 塗装を塗り替えている
塗り替えすれば、どんなものでもきれいになります。
ただ1つだけ注意する事があります。
艶でテカテカした仕上げは、いかにも塗り替えたように見えてしまいます。
5分艶の塗料で、表面を凸凹に仕上げると、落ち着いた感じになります。
理由は、凸凹は陽の光が乱反射するので、ピカピカと反射しないからです。
だったら、完全に艶消しの塗料で塗り変えればいいのでは?と思いますよね。
艶消しになると、雨で汚れを洗い流す能力が落ちてしまい、汚れやすくなるし
劣化も進みやすく、逆に汚く見える傾向にあります。
だから、5分艶の塗料と凸凹仕上げを組み合わせています。
3 庭とウッドデッキ
素材で見ると、〔コンクリートの建物〕と〔木のウッドデッキ〕と〔庭の芝生〕
色彩で見ると、〔クリーム黄色の建物〕と〔こげ茶色のデッキ〕と〔緑の芝生〕
ウッドデッキを介して、庭と建物を繋ぐから魅力が掛け合わされます。
ウッドデッキのこげ茶色は、クリーム色と緑のどちらにもアクセント色になり
より綺麗な色に引き立たせることになっています。
5-2 家で過ごす時間が増える
人を招きたくなる
リノベーションでよみがえると、人を招きたくなります。
正直、マイホームを自慢したいし、驚くほどに蘇ったことを共感して欲しいし
とにかくマイホームことを人に話したくなります。
この楽しさを最大限味わうためにも、工事前の写真はたくさん撮りましょう。
毎年、夏のバーベキュー、年末の餅つきを友達家族と楽しんでいます。
お昼から集まりはじめ、みんなで準備をします。
男性陣は、炭起こしに、もち米を蒸し始めます。
女性陣は、あんこを丸め、イチゴを切り、大福餅の準備です。
1升×5臼をつく合間には、おろし餅・磯部・大福とつまみ食い
最後は、鏡餅と伸し餅をみんなで作って、品評会をします。
昼の部の餅つきが終われば、ひと段落。
これから夜の部、大宴会が始まります。
バーベキュー、チマキ、酒の肴、デザートと手作り料理が並び
20人ぐらいの大宴会で、年末を締めくくります。
家のお手入れをするようになる
我が家の場合は、なんといっても庭のお手入れです。
毎朝6時から1時間、掃き掃除と雑草取りが日課です。
3月から雑草との競争が始まり、6月には一気に抜き去られます。
それでも何とか頑張り、雑草のない庭を維持します。
消毒は、月に2回。
芝刈りは、梅雨明けからは月に2回。
とにかく手間がかかるので、毎朝少しづつお手入れをしています。
ウッドデッキのお手入れもあります。
泥汚れの洗い流しは、月に1度。
塗装の塗り直しは、2か月1度。
とにかくやることが多いので、遊びに行くことは減りました。
特に自分だけの都合で出かけることが、極端になくなり
お出かけは夫婦2人で、お互いの友人は夫婦共有の友人になりました。
こんなことも、頻繁にあります。
たまには同級生と飲みに行こう!ということで、盛り上がり
お店はどこにする?と話し合っていると
「いいよ、林の家で、肉でも焼いて、飲もうよ」
なぜか、その一言で、私の家で飲み会になります。
まるで、「ここは沖縄か!」という感じで飲み会が始まります。
いつの間にやら、お酒がボトルキープされるような家になりました。