油だらけのハンバーグレストランをリノベーション

 

今回は、とっても素敵な奥様から頼まれたリフォームです。

廃業したハンバーグレストランを購入し、自宅に改造します。

厨房設備もそのままの状態で購入しているので

まずは厨房設備の撤去から始めなければなりません。

 



予算から考えて、１階部分の工事しかできません。

できる限りのリフォームをしてあげたいと思います。

だって、２階の寝室の壁は、奥さんが自らリフォームしているのです。

一生懸命、たった１人で漆喰を塗ってＤＩＹしています。

ですから、１階のリフォームはできるだけ手をかけてあげたい。

 

ただ、ものすごい油だらけの厨房　どうなるのか・・・

 



 

換気扇からあふれた油が、サッシのレールを埋めています。

窓が開くようになるまでに、半日かけて掃除する状態でした。

 

厨房がキッチンとお風呂に生まれ変わる

 

今までの厨房部分は、タイル仕上げの土間でした。

床には排水溝があり、デッキブラシで洗い流すようになっています。

今回、厨房にはキッチン・お風呂・洗面台を設置します。

 

幼稚園児の女の子が面倒見ながら、旦那さんのお仕事を手伝い

家事もこなすとなると、家事動線も効率良くしたい。

 

というのも、この家のもともとのお風呂は２階です。

店舗兼住宅ですから、２階が住居部分だったので当然です。

では、２階のお風呂は？というとこんな状態でした。

 



 

さすがにこのお風呂では、どうしようもありません。

まず　お風呂は厨房へ新設し、ここは洗濯機置き場にします。

洗濯物は２階に干すので、洗濯機も２階の方がいいでしょう。

 

トイレは１階を利用し、このトイレは廃止することにしました。

厨房は、浴室・洗面所・キッチンの３つをまとめて配置します

まだ幼稚園児の娘さん

旦那さんのお仕事の手伝いもしながらの家事です。

台所仕事の合間に、子どものお風呂のお世話ができると便利です。

 



まずは厨房を解体し、骨組みの柱が見えるところまで解体です。


 

２階に上がる階段も解体します

これでやっと、水道の配管工事ができるようになりました。

キッチンとお風呂に洗面化粧台

土間の排水溝を利用して、配管をしていきます。

 



 

配管が終わったところで、床を作ります。

客席だった場所が、リビングになります。

リビングからキッチン、お風呂と段差無く床を作ります。

 



 



 

床が完成すれば、今度は天井です。

 



 

キッチン・お風呂・洗面台も無事に設置できました。

 



 



 

私たちが工事をしていると、ご夫婦で一緒に仕事をしていました。

その様子がなんとも仲つつまじく、本当にいい雰囲気なんです。

この２人のために何かできることはないか？

そして思いついたのが、玄関の装飾です。

 

客席だったスペースも、リビングに生まれ変わりました。

こげ茶色だった店舗が、明るい茶色になりました。

 

 

Before		After

 

せっかく明るいリビングになったことだし

なにかいいものがないかと考えた結果、ステンドにしました。

バラの花をモチーフにしたステンドです。



ステンドをリビングと玄関ホールの壁に埋め込みました。

かわいらしいモチーフが、奥様の雰囲気にぴったりです。

娘さんと一緒に、オタマジャクシを探している姿が目に浮かびます。